吉村勇作体験記

いじめや誹謗中傷のない世界にするために

公立学校と私立学校におけるいじめ問題の対応の違いについて

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私は、小学1〜2年生の間、公立小学校に在籍していた。しかし、いじめを理由に私立の小学校に転校した。私は、公立小学校でいじめられたとき、担任の先生に相談した。1年生のときは、若いつり目の女性教員で、真摯に話を聞いてくれなかった。

 

2年生になって担任が変わり、年配の女性教員になった。1年生の頃よりは話を聞いてくれて、私をいじめてきた一部の子を呼び出したりなど、対応はしてくれた。しかし、年配の女性ということもあり、叱るというよりは、事情聴取と軽い注意で終わった。これでいじめは消えなかった。むしろ、これをしたことで、私にいじめをしてくるというよりは、私を見ると、バイ菌を見るかのように避けるようになった。私はただ、普通に仲良くなりたいだけなのに。

 

私は、小学3年生の頃から、私立の小学校に転校した。そこは、自由な校風で、変わった子が多かった。小学3年生のときは、私は楽しくみんなと馴染んで遊んでいた。しかし、小学4年生になった以降、みんな私を避け始めた。

 

小学四年生から六年生までの3年間、私は、「きもい」「近寄らないで」「半径2メートル以内に来ないで」「ゆうさく菌」などの言葉を浴びせられた。最初は、担任の先生や親に会うのを躊躇っていたが、さすがに我慢できなくなり、言った。担任の先生は、同情するように真摯に話を聞いてくれた。そして、私をいじめてきた人物(全員ではない)を呼び出し、注意をしてくれた。それは公立小学校の担任よりも感情が入った注意だった。1回の注意でいじめは終わらなかったが、男子から言われることは、徐々に減ってきた。

 

担任の先生1人の注意で、いじめはなくならないが、被害者である生徒に同情し、真摯に話を聞いて、最大限対応してくれる先生が、本当に良い先生であると思う。公立小学校の教員は、公務員であり、通常よりも高い給与が安定して支払われている。その一方、私立の学校の教員は、公務員ではないため、公立学校よりも給与は下がる。それなのに、生徒に寄り添う気持ちは、私立学校の方が強い。

 

通常よりも高い給与をもらえる公立学校の教員は、もう少し生徒に寄り添う気持ちを持つべきではなかろうか。